即席発泡濁酒

1週間でできる即席の発泡濁酒です。
特別な道具も設備も得にありません。
新米が手に入ったらすぐに作りたい。
【今年の新酒】です。
10月頃は気温が発酵にちょうど良く部屋の片隅に置いておいてできます。
簡単で美味しい濁酒です。

米1升(1.5kg) を8合の米を炊く水の量で炊く。
日本酒を杯1杯入れると蒸米のような炊きあがりになる。

市販の米麹1袋用意する。500g入りでちょうどいい。
麹は掛け米の三分の一でよい。
掛け米を容器にいれ、井戸水を2.4kgいれる。
水道水ではいけません。
名水ならなおよいけど地元の水や自宅の井戸水が有ればそれも又いい。
いかにも自分の酒といった気分がでる。
麹と掛け米の合計2kgの1.2倍の水でよい。
十二水と言うそうだ。
麹をいれる。
この時点では水の量はヒタヒタという状態だが、段々水を吸ってくる。
しばらくするとお茶づけをしばらく放って置いたような状態になる。
ドライイースト
容器の中に温度計を入れて、30度くらいになったらドライイーストを振りかける。
雑菌の繁殖を予防するためにプレーンのヨーグルト一さじ入れるとよい。
暗い温度のあまり変わらない所に1週間置いておく。
時々思いついた時しゃもじでかき回してやる。
容器の中。
1週間で2分粥くらいになった。
果物のような好い香がする。
表面に泡がプツプツと沸いている。
黄色な容器は有機肥料ぼかしをつくるバケツ。
これを絞り機にしている。
中に網の底板が付いているし、さらにその下にはコックが付いている。
果物を入れるナイロンの網に酌で入れていく。
手で押して絞る。
絞られた濁酒は下の容器に落ちていく。
絞り機は無くても金ざるで濾してもよいそうだ。
少し荒いくらいがサラッとした市販の酒と違い雰囲気がでていい。
それをきれいに洗ったペットボトルに移していく。
炭酸飲料が入っていたペットボトルでないと割れて噴き出すので注意。
500mlの容器に8本できた。
1升の米で4Lの発泡濁酒ができた訳だ。
しばらくこのまま温度の変わらない所で寝かせる。
勿論すぐ飲んでもいいがしばらく(1週間)くらい寝かしてもなおいい。
そのうち発酵が進んで容器はパンパンになる。
冷蔵庫で冷やしておいて飲む。
蓋を開けるときゆっくりガスを抜きながら時間をかけて蓋を開けないと噴き出して中身は無くなってしまう。
ジュワジュワとした濁酒は最高においしい。