ワイン造り

ワインをつくりました。
濁酒に比べ発酵に時間がかかりますが、それも又楽しみです。
時間がたてば又だんだん美味しくなります。
作り方は意外と簡単です。
食べきれず瓶などに保存していたブドウが自然に葡萄酒になったとは本当のような実感です。
高額のワインより自作のワインが断然美味しいと本や私が参考にしたホームページにありますが、全く同感です。

今回は知り合いから葡萄を頂きました。
ピオーネともう一種類名前は忘れましたが大粒の甘い葡萄です。
約9kgです。
今回は粒だけにしました。
2重にした厚手のビニール袋に入れます。
足で踏み潰します。
ヨーロッパなどでは大きな桶の中に入って踏んでいますよね。
粒がクルクルと逃げてなかなか潰せません。
完全に潰れていませんが、元々足で踏み潰すのであるからこんなもんでしょう。
桶に移します。
砂糖を1kg入れます。
ワイン用のイースト菌です。
一袋全て振りかけます。
振りかけたところ。
室温で1次発酵です。22℃くらいです。
発酵とは糖分が酵母で分解されてエチルアルコールと二酸化炭素になることです
エアロックです。
水を入れています。
ぶくぶくと炭酸ガスの泡が立ちます。
写真には無いのですが二次発酵をガロン瓶に移しています。
ガロン瓶は以下の写真にあります。
酸素をシャットアウトしなくてはいけません。
瓶の下に酵母が溜まるので、上澄みだけ取り出して、また発酵を続けます。
2週間くらいでいいと思います。
あわてて瓶詰めをするとワイン瓶の底にワイン酵母が沈殿してしまう。
コルク栓を開け、もう一度澱引きする羽目になる。
ワイン瓶を熱湯で10分煮沸消毒します。
この作業が一番面倒。
左の瓶がガロン瓶です。
サイフォンのキャップを付けて瓶に移していきます。
優れもので片方のチューブを口で吹くと瓶内部の圧力が上がって液の下まで届いているチューブからワインが出ます。後はサイフォンの原理で落ちていきます。
ワイン瓶を変えるときはチューブを指でつまみます。
瓶に砂糖はいれませんでした。
本来ワインは糖分が全てアルコールに変わるわけです。
甘いワインは発酵を止めて(薬品や熱で)その後砂糖を足すか、発酵途中で糖分がまだ全てアルコールに変わるまでに熱などで発酵を強制的に止めるらしいです。
甘いワインしか飲んだ事なかった私ですが、これならワインが好きになりました。
打ち栓器でコルクの栓をします。
コルク栓は予め水に浸しておけはいいです。
アルコール消毒は全ての工程で全ての物にします。
雑菌はワインを駄目にするそうです。

濁りけのない、いい色でしょう。
自分で作るので格別美しく思えます。
陽に透かしてうっとりしてます。
ワイン8本できました。
元は9kgの葡萄ですから1kgで1本弱というところですか。
この後暗く涼しい所に安置します。
2〜3カ月すると美味しく飲めます。
大げさに言うとブドウとイースト菌が有ればワインってできるわけです。
しかもとっても美味しいワインです。
ラベルを貼る事をお勧めします。
色々なワインを造っているとどれがどれか分からなくなります。
すぐこの時点で貼るほうがいいです。