開催日:2002年10月7日(月) 19時〜?時 戻る
天 気:快晴
参加者:男性9名、女性4名
会議室:中原コミュニティーホーム
研修内容:松茸の味と香り
この記述を参照されている皆さん方の中にも新聞紙上等において、9月17日の小泉純一郎首相の朝鮮民主主義
人民共和国(北朝鮮)訪問の際、北朝鮮側から日本側に土産物としてマツタケが贈られたというニュースを読まれ
た方もいらっしゃると思いますが、それらの報道においては、マツタケを持ち帰った後の扱いについては発表され
ておりません。量的には段ボール箱で300箱分もあり、政府専用機により日本に持ち帰った事ははっきりしてお
ります。その後、政府の関係者も食材という事でその処分に困ったようで、その一部がなぜかこの田舎町、三次市
のA−趣向宛に配送されてきました。この事を知った時、私書記も、「ようやくこれまでのA−趣向の活動が日本
政府にも評価してもらえ、総理大臣からお土産のおすそ分けをもらうまでになったか」と思って喜んだのですが、
よくよく確かめてみると、やはりA−趣向メンバーが言い出した冗談でありました。その事を確かめたあと「まあ
北朝鮮産は香りが飛んでいるケースが多いから良しとしよう」なんて一人納得したりしておりました。しかしなが
ら10月7日に開催されたA−趣向のまつたけ例会においては、食欲をそそるに十分な香り豊かなマツタケを入手
でき、今年もその味と香りと歯ごたえを十分に堪能することができました。
そもそも、このイベントは、材料の入手ルートの確保や最適チャンスを予測した開催時期の設定、また優秀な食材
を最大に堪能できる料理とするための計画や準備、また普通の人では真似のできない、その料理手法等、会のメン
バーのそれぞれが持ち得る知識・経験と技能の集大成でありまして、これらのスキルを果てしなく追求している
メンバーにより構成されている、この会の名前がA(良い)−趣向とは的を得たネーミングであると改めて感心
させられました。
最近、この議事録の記載内容の信憑性に疑問を抱かれる人が多くなってきたという話が風の便りに聞こえてきて
おります。書記がいくらすばらしい香りだった、また味わいだったといっても、体験していない方は信じたくない
ものです、しかしながら、メンバーのPさんが味わいのある写真をいつのまにか撮影されていましたので、それを
お借りして掲載させて頂きました。疑い深い方々も、これらの写真を見て頂ければ、当分の間は、私書記がほら吹き
であるとはなかなか言えないと思われます。
この議事録を書きながらふと考えた事ですが、視覚を頼って味や香りを届けるのにはやはり限界があると思われ
ます。テレビが普及しだしてから40年以上は経っていると思われますが、まだ匂いまでは放送出来る時代には
なっておりません、そして歴史の浅いパソコンインターネットの世界においても結局の所、目と耳の世界だけという
のが現状でしょう。嗅覚や味覚配信技術のある通信の時代がいつかは来るのでしょうか?当分はインターネットでは
文字と画像と音による情報処理のみで、味と香りは物理的宅配による配達の世界であり、嗅覚や味覚の配信の世界
なんて、我々が生存している時代においての実現はやはり無理なのでしょうね。