開催日:2006年10月15日(日)  17時〜?時       戻る

   天 気:快晴

   参加者:16名

   会議室:十日市ゲストハウス

   研修内容:松茸とステーキの香り

           今回の松茸例会の特徴は、松茸に加えて比婆牛、神石牛等の名産地
          である広島県北ならではの食材である、上クラスのステーキ用肉が用意
          された事でした。欧米では厚さ1インチ(25.4mm)以上でないと
          ステーキとは呼ばないと言われたりしていますが、ここは日本でありますし
          肉の質も異なりますので、厚さ的には食べやすさ、調理のしやすさを
          考えたサイズとなっていました。しかし、一枚当りのボリュームは
          一般的な日本人ではとても一度には食べきれない欧米並みの量と
          なっていました。

           今回の参加者には家庭の主婦をされている方も多いわけですが、
          その決断力はすばしこく、早速一枚のステーキ用肉を半分に切り
          本日の自分の食材用に半分、そして残りの半分は家に持ち帰る
          段取りが取られていました。

           ステーキを焼く装置はメンバーのKさんが開発されたオリジナル
          鉄板焼き機でありまして、やはり多額の投資と持ち前の匠の技術
          により製作された一級の食材を調理するのにふさわしい鉄板焼き機
          が用意されていました。そして先程、ステーキを半分に切った女性の方は
          自分の好みに基づきミディアムレアーぐらいに焼き上げ、肉を一口
          ほおばった瞬間、とろける様なうまさにその瞳を輝かせていたのでした。

           そして宴たけなわとなって、わたしがふと鉄板焼き機の方をみた時、
          先程オオカミに負けないくらい瞳をランランと輝かせて、自分用の
          肉をほおばっていたメンバーの方が、なんとまた残り半分の
          ステーキを焼こうとしているではありませんか。やはり夫婦間の
          固い絆も家族に対する深い愛情も、今夜の牛肉の味の前では、
          落城の憂き目に遭遇しているのでした。