人権侵害ゼロへの誓い ともえ学園宣言

 ともえ学園職員は、人権侵害ゼロに関する誓約書に署名し、施設利用者の自由と尊厳を守り、自立した生活を支援するため、あらゆる努力を傾けるとともに、施設における人権侵害ゼロの実現をめざすことを宣言します。

     
                          
ともえ学園
                                           園長 田孝康
人権侵害ゼロに関する誓約書の内容

1 私は、ともえ学園の「倫理綱領」「職員行動規範」を遵守し、利用 者への身体的虐待、性的虐待、ネグレクト、心理的虐待、経済的虐待 は最も卑劣な人権侵害であり、決して行わないと心に誓います。
2 人権侵害ゼロへを実現するため、援助技術の研鑽と研究に努めると ともに、必要な環境改善を推進します。

 


◇身体的虐待〜あらゆる直接的な身体的暴力を指します。
・たたく・なぐる・蹴る・押し倒す・引きずるなど身体に対しての暴カ的な行為または暴行、一室に閉じ込めたり、しばるなどして身体を拘束する、食事を抜く、食べられないものを無理に食べさせたり、飲ませたりする、熱湯をかける、たばこを押しつける、その他これらに類する行為。(これらを、助けなかったり、止めなかった側も虐待と見なされる場合があります。)

◇性的虐待〜障害者への性的行為の強要を指します。非接触的なものも含まれます。
・性的行為、性交の強要、性的暴行など。
・ポルノビデオやポルノ雑誌を見るよう強いる。
・入浴やトイレなどを覗き見する。

◇ネグレクト〜保護の怠慢や拒否により心身の健康状態や安全を損なうことを指します。
・訴えや思いを無視したり、拒否的な態度をとる。
・保護の怠慢や無関心が原因でケガをさせる。
・病気やケガをしても病院につれていかない。
・汚れた衣服を取り替えないなど、不潔なままにする。
・適切な食事・衣服・住まいなどを提供しない。

◇心理的虐待〜暴言や差別などで心理的外傷を与えることを指します。
・「してあげない」「させない」など言葉による脅かしや脅迫で不安・不快感をあおる。
・心を傷つけるような侮蔑的なことを繰りかえし言う。
・子ども扱いや、弱点をからかうなど、自尊心を傷つける言動など。
・障害の程度などにより差別をする。

◇経済的虐待〜経済的な搾取や、不当労働行為をさせることを指します。
・賃金等を不当に安くする。
・年金・預金を本人のため以外のことに使ってしまう。