芋焼酎いもじょうちゅう

手作りの芋焼酎は驚きだ。
元来そんなに焼酎好きではなかった。特に芋焼酎は臭いが苦手でした。
しかし、これは驚きだ。
買った焼酎とは全く違う。クリアで、香りがよくって、嫌な濁りっけがないまさしく蒸留酒だ。
これほど旨いとは思いませんでした。
構想はずっと有ったのですが蒸留酒というと、蒸留器が必要という事で二の足を踏んでいたのです。
蒸留器は売っていません。酒造が違法だからでしょうか。
我が家で不要になった圧力なべがあるという事で、一念発起手作りしてみました。
この芋焼酎アルコール度を測る器機を持っていないので測れません。
でも、皿にいれて暗い所で火をつけると青く燃えました。
きついので少しづつしか飲めません。
でも、本当においしい焼酎になりました。

薩摩芋です。
10kgです。
もらったり、買ったりしましたがこれからは薩摩芋まで自作といきたいと思っています。
表面を水洗いし適当な大きさに切ります。
蒸し器に入れて蒸す。
蒸布に包みます。
約1時間蒸します。
名水を入れて潰します。蒸し器1段分づつ潰しました。
こんなにどろどろになるまで潰します。
3段分を大きな樽に入れたところです。
ひたひたになるまで加水します。勿論名水がお勧めです。
米麹を入れます。3kgです。
芋の3分の1です。
この時はまだ米麹を買っていました。
やはり米麹は手作りしたいですね。
米麹を入れたところです。
攪拌します。
スーパーカメリア100gです。
酒母はまだ課題です。
混ぜます。
もう一度攪拌。
3つの容器にわけました。
麹箱に入れます。
温度は20℃にセットします。
一定の温度です。
ときどき混ぜます。
樽の上にもろみが浮いているので酌で沈めます。
1か月位で上に黄金水が浮かぶのでもういいでしょう。
甘くいい香りがします。
写真は無いのですが、もろみをネットに入れて絞ります。
酒粕が出来ます。
絞った物を自作蒸留器1号に入れます。
3分の1位まで入れます。
あまり沢山入れると上の冷却管にもろみが入って濁ってしまいます。
蒸留器1号の様子です。
写真が小さいので別の機会で紹介します。
火は小さくします。時間がかかります。
しばらくするとポタポタと滴が落ちます。
感動の一瞬です。
500ccのペットボトルに溜まるまで45分位かかります。
最初の滴は飛び上がるくらい強烈です。
次第にゆるくなり旨くない滴になると止めます。
舐めなめ確認するので次第に酔ってきます。
1800ccのもろみから400ccの焼酎ができました。
10kgの芋で9リットルの焼酎が出来た計算です。
アルコールが抜けたもろみです。
捨てますが、ポタージュスープのようです。